日本のご当地、いいところ おいしいもの探し -26ページ目

ハイデルベルグと古城街道

今週末から火曜夜まで、旦那が出張でロンドンにいくことになっている。

日本から来る人と現地集合で、先方のスケジュールに合わせた日程。

旦那の上司が「ロンドンにいったことないなら、土曜から行ってもいいよ(観光してもいいよ)」

と言ったので、土曜から行くことになっているのですが、おととい・・・・


来週の月曜日は、イギリスは祝日!!!!


ということが判明。


事実上、仕事は・・・・・1日のみ!!!ほとんど観光じゃん。


なんだかずるい!!と納得いかないので私は、

ひとりハイデルベルグへ2泊3日の旅に出ます。(一人旅大好きなnyari2)


電車で行くのですが、ドイツはドイチェバーン(DB)が仕切っている。民営化されてから

ずいぶんサービスもよくなり、遅延などもそんなにひどくないようです。←すっぱらしい。

あまり電車には乗らないのですが、数度の経験上、無駄な遅れはなかったと記憶しています。


ドイツの高速列車ICEは、他国の列車に負けず劣らず快適です。2等車でも全然OK!

長距離の場合、ちゃんと食堂車もついています。が、時間帯が悪かったりあまり人が乗っていない

列車にのると、やっているはずなのに、やっていない、という不幸に見舞われる場合もあり。

用心が必要です。


ICEは快適なのですが、長距離でない場合はICとかになります。そうするとちょっと古い車両・・

さらに、長時間すわっていると床ずれ状態に・・・


ドレスデンからプラハまで電車で行ったときは、瓦礫の残るホームに、ふるぼっちい窓の汚れた列車。

旧東ドイツから東欧へ・・・なんだか哀愁漂っていました。


そしてドイチェバーンは、なんでだか知りませんが、よ~くキャンペーンをやっています。

3日前までに発券すると25%の割引適用、さらに週末をはさむと50%割引は通年のサービス。

↑座席に限りあり、利用条件に制限あり。

同時期にいくつかのキャンペーンが実施されているので、自分にあったものを見つけると

かなり安く列車にのることができます。

券売機は、5ヶ国語ほど対応しますので安心でございます。機械、ちゃんと動きます。


ちなみに私は週末をはさむので50%オフのチケットを購入。


ドイツに旅行される予定のある方で、電車に乗りたい、でも鉄道パスを購入されないで

いらっしゃる方は是非サイトでご確認下さい。



満場一致で決定のはず

ドイツ人と一言で言っても、いろいろなタイプがいるので一概にひとくくりにできず、

(まあ大まかな傾向はありますが)また意見も違うと思うのですが、

それでもドイツ人の意見が満場一致するものがあります。


それは・・・・



ドイチェテレコムの最悪さ!!


↑企業カラーショッキングピンク!


 家の電話、携帯、インターネットのテレコム三兄弟


彼らはおそろしい。。。


どんなドイツ人も痛い目にあっている。なので、誰に聞いてもいいことなんて一言も言わない。

ここまでくると、「ドイチェテレコムに勤めています」というだけで白い目でみられないか?

・・・と思うほどロクなことをしでかさない。


さらに!どうやらテレコムがしでかすのは、ドイツだけではなく、

欧州各国の電話会社は皆かな~りしでかす、という事実です。

日本以外にお住まいの皆様、皆様の国はいかがでしょうか??


なんでだろう。

やはり独占企業ゆえの怠慢なんだろうか。

そしてさらに不思議なのは、

それでも存在しつづける、ということです。


引越しして電話が一ヶ月くらい引かれないなんてざら。

やっかいなのは、帰国などで解約するときもかなり面倒なことがおこる場合もあるそうで、

それが「担当者ベースで対応が違う」という二重苦に悩まされるらしく

正直今から恐れています・・・・最悪、金で解決なんでしょうが。


一ヶ月電話の引かれなかった友人、携帯も当然持っていなかったのでかなりつらい目にあってました。


プロバイダーもドイチェテレコムの子会社T-Onlineを使っているのですが、たまに

「今、なんとかをすると安くなる!」というDMがくる。


あのテレコムが自分からお得なことをお客に知らしめ、薦めるのはおかしい!と思っていたが

友人いわく、その裏には何かが値上がりしている場合がある。といっていました。


あと、なにか頼むとトラブルを引き寄せ、非常にいらつき面倒なので

お得な割引があってもしり込みします。

そう、テレコムと関係を持たないことが一番のお得なのです。


NTTも電話加入権を廃止、でも金は返さん、といってニュースになっていましたが

今思うと、NTTはこの類の面倒は、そう多く引き起こさなかったと思います。


で、面白いのはNTTのコマーシャルって、出演料の高い大物系タレントなどをつかいますよね。

ドイチェテレコムもその傾向があるようで、広告には高いお金を払っているそうです。


そろそろツールドフランスの季節ですね(ちょっと早いですが)。私自転車競技が好きで

楽しみにしているのですが、これにも!ドイチェテレコム参加してるんですよ!!


そんなもんに金払うんだったら、値下げしてくれい。



寸部狂わぬドイツの時計 

「フランスの勝手な感想」にも書きましたが、ドイツにも得手不得手がある。

その得手の代表は「正確性、堅実性」という、きわめて大切な要素だと思う。


ドイツ人にものをつくらせると、欧州でもピカイチくらいのうまさがあると思う。

で、「瀟洒、おしゃれ」というより、「質実剛健」ってかんじだと思うんですが。




その中で最初見たとき驚いたのが「Funk時計」だ。


ドイツで初めてのサマータイム時間切り替えを経験したとき、時計かえなきゃ~と

思ったら、ん?なんか変わってるぞ??と思った。

なんで変わっているのかわからなかった。旦那が変えたか?

携帯は変わってないし、車の時計も変わっていない。

しかし、なぜ家や電話の時計は変わってる??


しばらくして知った事実。

これらの時計は無線でコントロールされているので、大元が変われば

自動的に変わるんです!!!

なので、基本的に時計が狂うということはないんですね。

↑大元が狂ったらおしまいです(旦那談)


私のお気に入りの上記時計は、丸いのが親時計。ちいさいのが衛星時計?で、外に置き

外界温度を無線で親時計に飛ばす。湿度も分かりなんと!天気予報もしてくれる。

親時計には室内温度と外界温度が交互に表示される。

街中の時計も狂っているというのを見たことがないのですが、旦那は

「ぜったい街中の時計もFunk(ドイツ語でradio controlledのことをこういう)だ」という。

たしかにこの時計はすごい。狂うことがないから、街中の時計をサマータイム切り替え毎に

メンテする必要ないし。


ドイツはこのRadio Controlled 時計が好きみたいで、時計はこの方式のものが多い。

通常この手のものはデジタル時計なんですが、なんと針の時計もある。

サマータイム切り替えのとき、針がどのように動くのか見てみたい・・・



ちなみにこれを買って日本にもっていっても、もちろん使えません。

フランクフルトより500km程度範囲までしか無線が届かないそうです。

ドイツで時計をお求めになる際には、Funkと書いてある時計がまさにこれですのでお避け下さい。


ちょっと調べたところによると日本でも無線時計ってあるようなのですが、みたことありません。

欧州ではドイツとイギリスにあるようで、西ヨーロッパにもあるそうですがフランクフルトの基地で

カバーできる範囲と聞きました。



独製キッチンのご立派さ 【独の道具たち】


 


ドイツの道具でひょえ~と思うひとつはキッチンだ。


見本市やショールームで見るようなすっばらしいキッチンはドイツ製であることが多いと思う。


ドイツ人の家庭に行くと、キッチンの上にはなんにも置いていない場合が多い。

日本は、よくつかうもものは手元に・・ということでキッチンの上においておくことは珍しい

ことではないと思うんですが、ドイツでは全部しまいこむ。

・・・ので、本当にな~んにもおいていないことがある。


で、これは人が来るから片してあるのではなく、ちゃんと毎度しまって綺麗なのだ。

用事があってたずねた大家さんのキッチンをみたことがあるのだが、油汚れがなく

なにひとつ置いていない整理整頓されたキッチンだった。

そういえばドイツの掃除好きは有名ですね。マジ窓とか綺麗ですし、庭もちゃんと手入れされてますよ。


テーブルにはのりのかかったクロス。クロスをきっちりアイロンをかけてテーブルに敷く人が

けっこういる。クリーニング屋にはテーブルクロス大のプレス台があるそうだ。

もちろん若い人はその傾向は薄いけど、比較的年配の人はちゃんとしたクロスをかけている。

今の年配の世代がそうなのか、歳をかさねるとそうなるのかは定かではない。



写真のようなキッチンをみなそろえているわけではないけれど、似たようなレベルで

キッチンを取り付けるケースは珍しいことではない。

キッチンを取り付けるときは、安い買い物ではないのでちゃんとコーディーネーターと

相談して決めるらしい。


で、値段は、え?っていうくらい日本より安い。

たとえばドイツの有名なMiele社の食器洗浄器。12人分(そんなに家族いるんかい!)の量が

入り、当然鍋まで入る。ドラム式洗濯機と同じくらいの大きさなんだけど、日本では30万くらいで

売られているのでびっくりした。ドイツでは半額もいくかな~。

ドイツのキッチンは電子レンジも冷蔵庫も埋め込まれちゃうスタイルが多い。まあ見た目には

美しいです。



ドイツ料理っていうと、ソーセージとじゃがいもってイメージですよね。まさにそうなんですが。

あと夜はカルテスエッセンといって、ハムやサラミ、その他冷たいものを食べて終わり、という

文化があるのです。・・・つまり料理しない!

(もちろん子供がいる家庭とかは料理をするし、毎日料理する人もいます。が、マジョリティは

カルテスエッセン)


のに、キッチンが日本人のそれよりずいぶん立派で広い。なぜだ??


ドイツ語の先生曰く、特に年配の人にその傾向があるようだが、ある程度余裕がでてくると

ご立派なキッチンを購入、リフォームする。そして自宅に招いた友人たちに



「宅にはこのような準備がございますのよ」といって人様に見せる自慢用、らしい。



日頃はあまり、料理をしない。だからキッチンも綺麗。う~ん、合点がゆく。

もちろん片付け好きっていう性格も手伝ってるんだけどね。


勝手なフランスの感想

  


ドイツにいて他の国に行くと、日本と違うということに加えて、ドイツとの比較しての

感想も出てくる。


フランス。すごくいい。明るい。垢抜けてる。

パリしかいったことがなかったので、フランスってすごくおしゃれだし、

おいしいし、この世で手に入らないものはないんじゃないか、と思わせるくらいだった。


でも学校の地理で「フランスは自給自足のできる農業国です」と習ったような気がしたし

よくフランスの田舎町と銘打ってよく写真をみる機会があるので、パリだけで判断してもいかん、

とも思っていた。


日本で通っていたワインスクールでフランスワインと各産地の料理とのマリアージュって

講座があり、このクラスにはNHKでフランス語を教えていたフランス人がサブ講師としていた。

彼女はパリ生まれで、初日「フランスでは、まずパリとパリ以外に分かれます」といった

パリ生まれは違いますのよん的なことを言っていた←少なくとも私はそう感じた。


私はパリ以外の地方都市に魅力を感じた。

フランス語話さない人には冷たいですよ~っていうひともいたけど

できないなりに理解しようとしてくれた人もいたし、一生懸命英語と織り交ぜて話してくれる

人もいた。人口密度もひくそうだしね。


フランスの緑があざやか。高速を走っていて感じたのは、ドイツもおなじように

田舎たくさんあるけど景色が違う。

何でかと思いきや、やっぱり寒い国だから暗いんだよね。その暗さは家の作りも

どよ~んと重く、ちょっとくらめ。あと高速脇にある木は針葉樹。

緑がちょっと重めに感じる。

性格も明るそうってイメージ、ないと思うし←実際ない。


ドイツも負けず劣らず田舎なんだけど、フランス、田舎多いけど全般的にセンスがある。

ドイツ、田舎多くてやっぱり田舎。←もうぼろくそいっちゃってますねヾ(^-^;)


実はちょっと私にはドイツの重さがあまりお好みではない。ラテン的な明るさが好きな

私にはちと方向性が違う(昔イタリアにあこがれてイタリア語習ってました)。

なんてったって国のシンボルはイーグルですよ!両翼ひろげてますからね。

国旗の色も黒赤黄色ですよ。

なんかごっついよね。


 税関の開封しましたよシール。 そう、この鷲!


でも私の頭をよぎる。


住んでみるとかなりきっついこと多いですよね???

生活がかかってくると、旅行でみた姿とけっこう違うこと多いですよね??


だから今は、旅行でよかった!と思っても「ちょっと待てよ。住んでみるとかなり

違うんじゃないか?」と考えるようになった。


ストレスのない完璧な国なんてないと思うけど、きついこと以上に

住んでいたい理由があれば、幸せなんではないかと思うこのごろ。


PS でもmade in germanyは信頼がおけるので、けっこういいよ!それに、正確性、堅実性などもね。

国民による得手不得手ってあるしね!

シャンパーニュ! ランス 【フランス周遊旅行 7】

   大聖堂ね♪


ロワールからはほぼ高速でシャンパーニュの街、ランスへ。

パリ付近の環状線(っていうのかしらん)で、怖い目にあいながら到着したnyari2です。


今回の目的は、前回きたときに買って割ってしまったぺリエジュレの灰皿や欲しいシャンパーニュ、

そしてまた食べたいレストランにいくこと!とかなり欲張りコースです。


そういえば、ブログかき途中に、いきなり時計マークがでて記事が全部おちちゃう

現象ってありませんか?そのような現象が何度かおきてしまい、せっかく書いたランスの

記事が飛んじゃってふてくされてました。


旦那が会社の人(フランス語が堪能なドイツ人。奥さんはボルドー出身のフランス人)に

「ランスに行くんだよね~」と言ったら、「は?どこ??」と言われたそうなので

「シャンパーニュを作っている地方で、パリから近い・・・」と説明したら


「あ~~~~~、ランス!」と一生発音できないような発音で言われたそうです。


↑旦那いわく、カタカナでいうと「ラム」と聞こえたそう。



ランスとエペルネが有名な街で、シャンパーニュ通りなる名前の通りも存在します。


 

エペルネのシャンパーニュ通りには、モエ    街をちょっと離れた村にもご立派な建物が。

シャンドンやペリエジュレなど。ご立派な     こちらはボランジェ。007に出てくるやつだっけ?

迎賓館などございました。              (ちょっと自信なし)




こ~ゆ~マーケチング活動がうまいのは、モエシャンドンやヴーヴクリコですね。


ここら辺に住んでいる人はシャンパーニュが安く買えていいな~と思っていたのですが、

実際はそんなに安い!って訳でもないような気がしました。

日本の小売価格よりは当然安いですが、実勢価格よりはそんなにでもないかな~。

あ、でも、ものによってはけっこう安く手に入りますね。



ちょっと街を走り抜けると、畑が目に入ってくる。

村の入り口には標識が。畑の横には、メゾンの名前のはいったものがお目見え。


   



さて、ホテルに戻り、夕食までゆっくり。

今回のお目当ては、レストランホテル ボワイエの食事。

食事中のワインをシャンパーニュで通せる、この地方らしいレストランです。


 窓から見える畑。 雨が降ってきて天候悪し。


食事を始めて、あれ?と思うような場面に出くわす。


あれ?こんな雰囲気だったっけ?

こんなサービス人若かったっけ?もっと年配の人が多くいたよ~な。

こんなメニュー構成だったっけ?アラカルトが少なくないか?

こんなお皿だったっけ?もっとクラシカルだった記憶が。。。

こんなテイストだったっけ??


先にこんな疑問に気がついたのは旦那だ。そしてきわめつけに彼はこんなことを言った。

「アメリカっぽい感じがする」


前回の雰囲気や料理を楽しみたくて来たので、ちょっとした変化は私たちには残念に思えた。


退院したばかりの旦那にアルコールがちょっと過ぎたのか、途中で体調が優れないとの

ことだったので、デザートを部屋に運んでもらうようお願いしてレストランを出た。

(やっぱり健康第一ね~~)



ちょっとした手違いでお会いできなかったスーシェフの日本人、馬田さんにチェックアウト時

お会いすることができた。彼に聞いたところ、前回いたシェフは昨年末でおやめになり

後任がなんと!NYのアランデュかスから来たとの事。


ひょえ~。

日頃私にはそんなに気がつかないくせに、レストランの変化には

みょ~に鼻が利いた旦那にびっくりした。お前はビーグルかいっ。


で、お皿など変えたらしい。シェフでそんなにも変わるのね。びっくり。


ボワイエを後にし、馬田さんに紹介していただいたお店で

みごとほしかったシャンパーニュを4本を手に入れ一路Allemagneに向かう。


↑フランス語でドイツって、Allemagneっていうんですね。

最初ホテルのTVガイドを見たとき、言語のところにAllemagnかeとあったので、アフリカのどこかの

言葉かと思ってみたら、ドイツ語じゃん!!!!なんでAllemagneなのよ。英語もドイツ語にも

な~んにも似てないよ!!



せっかく通るから、ということでルクセンブルグに一泊しましたが、ドイツ国境から近いため

チームドイツがいっぱい。もう旅行気分は抜けたか・・・

ロワールでべたな観光~フランスとドイツの運転事情~ 【フランス周遊旅行 6】

リモージュからロワールへ。こちらは高速も長い。あ~よかった・・・


ところで、運転すると人格の変わる人っていませんか?けっこう運転ってその人の

本性、というか性格が出ると思うんですよね。

今回3000kmほどフランスを走り感じたことを。


フランスの運転。

とくにパリに関していうと、ドイツ人の間では「パリでは運転しない。パリに行くなら

郊外に車を止めて市内にはいる」という人が多い。

パリの運転は素人には厳しい、と思う。車線なんてあるのかい?って運転に出くわすときがある。

そしてウインカーを出さないで車線変更なんて当たり前。そして車間がやたら狭い。

その上人間も信号に関係なく歩いてくる人がいる。


極めつけはあの路駐だ。私たちは「フレンチどめ」と名づけている。

車間ないよね?、ってとめかた、パリに関わらずよく見る。

イタリアでもみる。スペインはどうだったかな??記憶なし。

あれはきっと前後の車を「ちょっと失礼、こちとら出られないんで動かせて頂きますよ」と

勝手に車で車を動かして(突く?)出るんですよね・・・?


ドイツではそんなことありえない。車はきれいに乗りましょう、でどちらかというと

車に関しては日本人とだいたい同じメンタリティ。

あと車がこなくても信号が赤だと結構みなさん、とまって待ってます。


う~ん。


相手は車に傷つくのを気にしない、しかし片方はつくのがいやだ、となるから

このような停め方に問題が生じるわけで、両方とも気にしない人なら問題は発生しないのよね。


・・・と納得して、われわれはフレンチどめできない場所を探して駐車した。


しかし旦那はいう。「フランスで運転していると、原則的な規則はあるけど、それ以外は

その場でお互い判断していきましょうよ、という精神を感じる。大人の社会だな~」

そうだったか?私はなにも感じなかったぞ。



で、ロワールは優雅に流れている。高速からお城のマークも見え始めて

一路Toursに。


 ホテルの窓から川が見えて、あ~フランスね~と感慨深くなる。


 

アンボワース城                      シュノンソー城


シュノンソー城って横ながの写真がガイドによく載っていますが行ってみると、正面は城の入り口で

その裏を川が流れており、その川の上に長く建っているんですよ。

私はてっきり入り口から、あのガイドの写真が見えるのかと思っていたんですけど、違いました。

行ってみないとわからないな~。


 で、その長細いところは、廊下となっていました。


ところで、ドイツ国外を行くときはミシュランのサイトで検索していくのですが、

詳細のところになると(高速降りた後とか)、けっこう違うって事が多いんですけど、

そんなことないでしょうか?


今回の旅でも高速を降りた後が、結構手間取りまして、えらく時間かかりました。


磁器の街 リモージュ 【フランス周遊旅行 5】

 ガススタンドから。綺麗な田舎風景だったな~~


ボーヌからリモージュまで、360km。だいたい下みち。

「たいしたことないよ」とアウトバーンのつもりで計画したら、

えっらい違ってくたびれた。


基本は国道なのだが、ほぼ自動車専用道路といった趣でただひたすらまっすぐ走る。

でも高速じゃないから、ガススタンドやWCが頻繁にあるわけでもない。道も一車線。


たまに標識でガスやWCと出てくるんだが、そのまま走っていても一向に見つからないんですね。

「もしや、この道路上ではなくて、いったん出口から降りるのか???」

と思って出ても見当たらず、また高速に乗る・・・という道のりでした。

やっと見つかったガススタンドでお手洗いを借りようとしたら故障中だという。


そ、そんなんありかい!!!!!


またいつみつかるか分らないガススタンド探索の旅にでる・・・

やっとのことで見つかったが、もしあのまま見つからなかったら・・・・

あやうく自然に帰ってしまうところでした。


それにしてものどかな、まじヨーロッパの田舎!っていうくらい素敵な景色でした。

鮮やかで明るい緑が地平線まで続き、日本だったら「入るな、危険」の看板がたってそうな川が

手付かず状態で流れ、周りを牛やひつじがハムハムしてる。

日本にいるときは都心に住むのが好みだったけど、ドイツに来てからは人口密度の低い

奥地に住みたい、とすら思ってしまうこのごろ。


やっとのことで到着したリモージュ。パリからは特急にのって約3時間で到着する模様。
ホテルで入手した地図を片手にいざ物色に!

街にでるとやはり食器店が目に付く。ルイブラン通りに食器専門店が多くならんでいるようなので、

そこを目指す。

午前中のルイブラン通り              旦那曰く「この街は裕福そうな気がする」

観光客の姿もよく見た。               何を根拠に??


ご立派な店構えの店や、質素な店もあり、これは理由あり品を扱っている店のようだ。
旦那とあ~でもない、こ~でもないと話しながら食器をみているので、とても時間がかかる。

一箇所に3時間ほどいたところもある。←買わないし迷惑な客。



ルイブラン通りから、今回のお目当てのひとつであるベルナルドの磁器工場&アウトレットに。

街から遠くないので便利。

ベルナルドはShogunシリーズを購入してからすっかり私のフェイバリットブランド。

 


ここにはアウトレットとブティックが併設。店内はけっこう広く、商品も豊富。ラインによっては少ないものも。

また全ラインがそろっているわけではないので、でたとこ勝負!って感じです。

ラインによってはフルセット揃えることも可能。

食器のほか、アクセサリーやキャンドル、花瓶などインテリア小物がそろっていました。

理由あり品なので、購入するときは一枚一枚念入りにチェックしないといけません。

意外と大きい傷やずれなどあって理由ありの程度がさまざま。


そして約30%オフなのですが、そうはいってもカップ&ソーサーは35ユーロ前後。激安ではないですね。


その後、エリゼ宮の食卓で使われていることで有名なアヴィランド社のショップへ向かう。

ちょっと街から遠くて高速を使っていった。

ベルナルドよりこちらのほうが種類、品数ともにとても豊富でした。

しかし私と旦那の好みはやはりベルナルドなので、ベルナルドでそろえよう!ということに。


食器はそろった。ハードは完璧。あとはソフト、これにのせる料理だな」という

厳しいお言葉が私の胸を痛くさせる・・・

ボーヌ ワイン畑をつっぱしる! 【フランス周遊旅行 4】

 


アルザスワイン街道をひた走り、高速にのって降りて、N74号を走ってボーヌに到着。

ヨーロッパ特有の、大きな道路でも一方通にやられながらホテルに。

当初のスケジュールをキャッチアップするのは、けっこうしんどい。


ボーヌでの楽しみは食事と畑めぐり!!これしかないよ!


翌日さっそく畑を見に行く。アポはとくにとっていなかったので行き当たりばったりで

試飲をして各村をまわった。ただのみはちょっと気が引けちゃうけど・・・・全部買うわけにも

行かないので、まあしょうがない、ということで自分に納得させる。


  畑から見える村

 

有名畑は名前も入っている(拡大させると       クロ(石垣)で囲われた畑も。

よく見えると思います)


こんな畑が続いてしばらく走ると村になって・・・というのが長らく続くコートドール。

一車線しかない国道沿いをゆっくり走って、村の看板がでてくるたびに「あっ、×○村!」と叫んで

いきなり曲がったり、さらにちんたら走るので後続の車にかなり抜かされる。


よくみると車線に矢印がかいてあるんですが、あれはその地点で抜かしてもOKですよ、

って意味なんでしょうか??でも矢印のないところでもかまわず追い越されるし・・

いまだよく解釈できてません。


 村に入る手前に看板が。



ワインを造っている社屋っていうんですかね、ドメーヌが意外と地味目なのに驚き。

もちろんご立派なところもありましたが、下の写真がロマネコンティ。

「金持ち喧嘩せず」じゃないけど、余裕だから質素?(意味不明)



あやうくキャンセルの憂き目にあいそうになりながら、ボーヌ滞在中是非行きたかった

ジャパニーズレストランへ。


たまに海外で和食のレストランを見かけると思いますが、「あれ?」と思うレストラン

多くないですか?「こんな味?」とか「こんなベタな内装?」とか。


こちらは、ボーヌ近郊の素材をつかって料理されていており、日本にはない食材だけど

それをうまく使っている、と思ったレストランです。

その和食にあうワインと日本酒を堪能することができます。

内装もお味も東京でも違和感なし! 是非ドイツにも欲しいです。

日本人が経営されており、95%が地元フランス人がお客さんとの事。


 BISSO:オテルデューより徒歩圏内

そしてボーヌまで来たらここにも寄らねば!ということでボーヌの街より15km程度はなれた

Chagnyにあるラムロワーズへ。

予約時は三つ星、行ったときは二つ星というなんとも言いがたいのですが・・・


ホテルも併設しているので食べてすぐ部屋に戻れる利点が。

でも、もろ街道沿いに建っているので朝は自動車の走る音で目覚めるという・・・。



 


私は量が食べられないので、その旨伝えたところデキュスタシオンコースを勧められた。

デキュスタシオンは少ないので大丈夫という。

しかしフランス人の少量というのを信じた私が間違いだった。

もうお腹いっぱいで苦しい!苦しいしか記憶がない!

目だけがいやしくて、いける!と思って頼んだのがいけなかった。次回は絶対やめようと固く誓った。


で、お味は完璧。塩梅という日本語を教えてあげたいくらい!

というか、私の好みでした。


あと塩の使い方が日本と違いますよね。そしてドイツとも違います!

ドイツは寒いので食べ物がしょっぱい。かなり塩っ辛い。

ラムロワーズの場合、塩はアクセント的に使われており、立体的な塩の味を感じた。

だけどドイツの場合は、平面。のっぺり塩味。

・・・う、普通級のレストランと二つ星を比較しても無意味ですね。失礼しました・・・


アルザスワイン街道 ちょっと曇り気味 【フランス周遊旅行 3】

思わぬ日数をストラスブールで過ごしてしまったためコルマール地方では

宿泊できず、アルザスワイン街道を走って一路ボーヌへ行くことに。


 

ワイン街道沿いの村。う~ん、、、とってもドイツ的。


今回の旅の目的のひとつである、フランスワインを堪能!

ワインが好きな私。実はワインエキスパートというワイン業界に関係していない人が

とる資格を持っている。でも今回、年取ってからの記憶はすぐ忘れると実感した。


アルザスワイン、とりわけリースリングが好きな私は、アルザスワイン街道は

願ってもいない場所。でも旦那はアルコールは飲めないし、実は昨晩私は飲みすぎで

かなりの二日酔いでまわったため、本領発揮できず。あ~・・・しもうた・・・・


 村を抜けると畑が続く。

  

 村によっては塔が入り口の場合も。     村の中にはドメーヌ表示の看板が。


ガススタンドでアルザスワイン街道マップをもらう。これがあれば道をミスしないはず♪


実際は道にROUTE  DES VINS D'ALSACEというサインが出ているので、まあ

問題はない。←でもたまに間違える。

かなり狭い道もあるので、きっとこの街道は後付でできたんだろ~な~と思うほど

不安なくらい狭い道もあった。



途中で是非訪れたかった、ドメーヌ マルセルダイスに寄る。


試飲所は意外と狭く、3席程度しかない。お客は比較的多く来るので立ち飲み状態。

対応するドメーヌの人は一人しかいなかったので、かなり時間がかかった。

でもめずらしく「待たせちゃってすみませんね」的なことを言って気にかけてくれるので

あまりいらだつこともなかった。


しか~し、欲しかったワインが売り切れ(泣)。ドメーヌでもそんなことがあるのね・・・

で、立ち直って珍しいクレマン6本とグランクリュ一本を購入した。

皆さん、結構な量を購入されていました。ケース買いをされている方が多いですね。



更に走って今回の目玉のひとつドメーヌ ツィント ウンブレヒトを、ただ外から見学(悲)。

 意外と近代的な建物と門構えなツィントウンブレヒト。


ドメーヌ訪問を予約していたのだが、「フランス人、わすれてないだろうね~」と

念のため行く一週間前にリコンファームをしたら、

「おっとその日はバンクホリデーだったねぇ、すっかり忘れてたわ。

ついでに翌日の金曜日も休みなのでお相手できません、すんまそん」みたいなメールを

当主であるオリビエ ウンブレヒトから頂いた(超泣)。 あ~確認してよかった。